遊戯王OCGの3期に収録された闇魔界の脅威の収録カードと注目ポイントをまとめた記事です。登場当時に注目を集めたテーマやカードを紹介している他、遊戯王の歴史についても触れているので、遊戯王の過去環境を調べる際の参考にしてください。
目次
闇魔界の脅威の登場日
パック発売日 | 2003年2月20日 |
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before | after |
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ガーディアンの力 | 混沌を制す者 |
闇魔界の脅威の注目ポイント
ウルトラレアカードにレリーフ仕様が登場
2003年初登場パックとなった「闇魔界の脅威」では新規ウルトラレアカードの1枚にアルティメットレア仕様(レリーフ)が登場することになります。これは3期最後のパック「ファラオの遺産」まで続くことになり、「闇魔界の脅威」は《ジェノサイドキングデーモン》が務めています。
後に環境を席巻する月読命の登場
闇魔界の脅威で最も環境に影響を与えたカードは《月読命》と言って良いでしょう。《月読命》は攻守どちらにも使える汎用的な効果とスピリットモンスターであり、何度も効果を使用できる点から長期間、環境デッキに採用されたカードとなります。
「黒蠍」「デーモン」カテゴリが登場するも環境では活躍せず
闇魔界の脅威では新カテゴリとして「黒蠍」「デーモン」が登場しました。2つのテーマとも環境で活躍するデッキにはなりませんでしたが、《黒蠍-棘のミーネ》は汎用的なスペックからスタンダード系のデッキに採用されることもありました。
闇魔界の脅威の注目カード
月読命
《月読命》は後に環境を席巻する【変異カオス】のサポートモンスターとして使用されることになります。《サウザンド・アイズ・サクリファイス》の装備効果や《聖なる魔術師》《深淵の暗殺者》といったリバース効果を使い回すことが可能でした。また、自分モンスターだけではなく相手モンスターも裏側表示に変更できることから自身の持つ攻撃力1100未満の守備力モンスターを容易に戦闘破壊できるため「月読命ライン」として守備力の高さも重要視されることになります。当時のモンスターの中では「帝系モンスター全般」や《ブレイドナイト》《同族感染ウィルス》が守備力1000であり、これに該当しました。【ガジェット】系のデッキに対しては守備表示でセットするとガジェットの攻撃力では抜けず、さらに自身を裏側守備表示にセットし直すと《地砕き》や《ライトニング・ボルテックス》といった除去カードからも回避することが可能でした。汎用性の高さから2005年9月の制限規制を挟み、2006年9月制限で禁止カード指定を受けます。6年後の2012年9月制限で制限緩和を受けた後には「魔導」「征竜」環境の魔導ミラーに有効な点から主にサイドデッキに採用されることになります。
炸裂装甲
《炸裂装甲》は主に2004年9月制限で《聖なるバリア -ミラーフォース-》が禁止カードになって以降に活躍したカードです。2004年9月制限頃から頭角を表す【除去ガジェット】には高確率で3枚採用されており、同じく1枚でモンスターを除去できる《万能地雷グレイモヤ》と併用されていました。2007年11月には同じ発動条件でモンスターを除外できる《次元幽閉》が登場したことや対象を取る効果を無効にできる《メンタルスフィア・デーモン》の登場によって採用意義が薄くなり環境から姿を消す形となります。
黒蠍-棘のミーネ
《黒蠍-棘のミーネ》は登場した当時3枚使用が可能だった《死のデッキ破壊ウイルス》と組み合わせる【ミーネウイルス】の軸となるモンスターとして使用されました。【トマハン】の原型とも言える【ミーネウイルス】は《黒蠍-棘のミーネ》や《首領・ザルーグ》でアドバンテージを獲得するデッキで《死のデッキ破壊ウイルス》が制限に指定される2004年9月制限まで形を変えながら活躍しました。戦闘ダメージを与えることができれば毎ターンモンスターを供給できるため、《サンダー・ブレイク》《鳳翼の爆風》のような手札コスト系カードとも相性が良く、当時のスタンダード系デッキに多く採用されました。
終焉のカウントダウン
《終焉のカウントダウン》は遊戯王史上4番目に登場した特殊勝利系のカードで発動後に20ターンが経過するとその時点で勝利できる魔法カードです。登場した当時はロック系のカードや攻撃を1ターン防ぐ《威嚇する咆哮》のようなカードは少なく、この特殊勝利を目指すことは極めて困難でした。これらのカードが豊富となり試合時間40分を使い切ってのマッチ勝利を目指す【カウントダウンTOD】が2008年頃から環境で見られるようになります。ただし、大きなヘイトを生み出すデッキタイプであるため使用者はあまりいませんでした。
魔法再生
《魔法再生》は同じく墓地から魔法カードを回収できる《魔法石の採掘》と合わせて【サイエンカタパ】【推理ゲート】【ドグマブレード】のようワンターンキル系デッキに多く採用されたカードとなります。手札コスト2枚は魔法カードでなくてはならないので《魔法石の採掘》と比較をすると下位互換となりますが、このようなデッキタイプは基本的に魔法カードで構成されている他、強力な魔法カードを回収して発動できれば勝利に直結するため気になることもあまりありませんでした。また、2006年3月制限では《魔法石の採掘》が制限指定を受けるため、これを補うために《魔法再生》が採用されることもありました。
闇魔界の脅威の収録カード一覧
《異次元トレーナー》
《おジャマ・グリーン》
《デーモン・ソルジャー》
《地獄の番熊》
《言語道断侍》
《黒蠍-強力のゴーグ》
《黒蠍-棘のミーネ》
《迷犬マロン》
《偉大魔獣 ガーゼット》
《名工 虎鉄》
《強欲ゴブリン》
《地獄将軍・メフィスト》
《ヘルポーンデーモン》
《シャドウナイトデーモン》
《ダークビショップデーモン》
《デスルークデーモン》
《インフェルノクインデーモン》
《ジェノサイドキングデーモン》
《迅雷の魔王-スカル・デーモン》
《メタル化寄生生物-ルナタイト》
《月読命》
《ムドラ》
《ケルドウ》
《ケルベク》
《ゾルガ》
《アギド》
《伝説の爆炎使い》
《闇の支配者-ゾーク》
《魔法再生》
《墓穴の道連れ》
《灼熱の試練》
《奈落との契約》
《闇の支配者との契約》
《堕落》
《ディスカバード・アタック》
《ダグラの剣》
《終焉のカウントダウン》
《デーモンの宣告》
《黒蠍団召集》
《万魔殿-悪魔の巣窟-》
《生贄の祭壇》
《魂の氷結》
《血の刻印》
《必殺!黒蠍コンビネーション》
《デーモンの雄叫び》
《リバースダイス》
《呪術抹消》
《炸裂装甲》
《希望の光》
《生贄の抱く爆弾》
《アヌビスの裁き》
《暗黒魔族ギルファー・デーモン》
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