遊戯王OCGの3期に収録されたガーディアンの力の収録カードと注目ポイントをまとめた記事です。登場当時に注目を集めたテーマやカードを紹介している他、遊戯王の歴史についても触れているので、遊戯王の過去環境を調べる際の参考にしてください。
目次
ガーディアンの力の登場日
パック発売日 | 2002年11月21日 |
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before | after |
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黒魔導の覇者 | 闇魔界の脅威 |
ガーディアンの力の注目ポイント
ガーディアンカードが登場
ガーディアンの力では6種類の「ガーディアン」モンスターとそれに対応する装備魔法カード6枚が収録されました。対応した装備魔法カードがフィールド上に存在しない限り、召喚・特殊召喚・反転召喚できないという縛りがあるにも関わらず、特出した効果を持つモンスターもいなかったため、「ガーディアン」モンスターは環境で使われることがほとんどありませんでした。装備魔法カードは使用条件などはなく、汎用的に使用が可能だったので《蝶の短剣-エルマ》を筆頭に使用されることもありました。
ノーマルレアが初の6種類実装
ガーディアンの力では初めて1パック内に複数枚のノーマルレアカード(6種類)が収録されました。中には《バーサーク・デッド・ドラゴン》や《天界王 シナト》など当時としては強力な攻撃力3000オーバーのカードも存在していましたが、ノーマルレアということもあり入手が困難でした。
【ノーマルレア6種】
《異次元竜 トワイライトゾーンドラゴン》
《天界王 シナト》
《黒炎の騎士-ブラック・フレア・ナイト-》
《幻影の騎士-ミラージュ・ナイト-》
《バーサーク・デッド・ドラゴン》
《エクゾディア・ネクロス》
環境で活躍するカードが複数収録
《異次元の女戦士》《スキルドレイン》《おジャマトリオ》など環境デッキの中核となるカードが複数収録されたパックです。また、【インゼクター】に対して有効で後に評価されることになる《大成仏》や主に【ヒーロービート】に採用されている《E・HERO オーシャン》を守るために使用された《亜空間物質転送装置》などピンポイントで使われるカードも収録されています。
ガーディアンの力の注目カード
蝶の短剣-エルマ
《蝶の短剣-エルマ》は装備されたカードを破壊する《鉄の騎士 ギア・フリード》とのコンボで容易に無限ループが完成してしまうため、登場からわずか1ヶ月の2003年1月の制限改訂で制限カードに指定されています。1つ前のパックで登場した《王立魔法図書館》と組み合わせて《封印されしエクゾディア》を完成させる【図書館エクゾ】や「フレイミング・エターニティ」で登場する《魔法吸収》でライフポイントを無限に回復するコンボが可能で、制限規制から約2年後の2005年3月制限で禁止カードに指定されています。
異次元の女戦士
《異次元の女戦士》は戦闘を行なったモンスターを任意で除外できる汎用性の高い下級モンスターとして多くのデッキ採用されたカードです。《異次元の戦士》とは異なり、任意効果となるのであわよくば相手モンスターを戦闘破壊でき、最低でも1-1交換が可能です。《増援》のサーチ先や《シャインエンジェル》のリクルート先として【戦士スタン】【RRC】【変異カオス】といった2005年前後に活躍した多くのデッキに採用されています。裏守備表示のモンスターに攻撃する場合にはダメージステップ(表側表示)になってから除外をするか選択できるので《キラー・スネーク》《クリッター》のような墓地利用カードに対しても有効です。2012年頃に流行した《E・HERO アナザー・ネオス》を軸に戦う【ヒーロービート】に対しては《E・HERO アナザー・ネオス》を墓地ではなく除外して《ヒーロー・ブラスト》を機能させなできることから《スノーマンイーター》に代わって【インゼクター】のサイドデッキに採用されるケースもありました。
スキルドレイン
お互いのモンスター効果を永続的に無効にできる《スキルドレイン》はガーディアンの力で登場しました。登場した当時はデメリット効果を消して戦うタイプのモンスターが少なかったことやバック破壊カードがまだ多く採用できたことから環境で使用されることはほとんどありませんでした。《スキルドレイン》が環境で見られるようになったのは2005年定期購読で収録された《森の番人グリーン・バブーン》の登場が大きな要因となるでしょう。《森の番人グリーン・バブーン》は墓地から特殊召喚ができるため《スキルドレイン》を受けないだけではなく同時に採用できる獣族モンスターの《怒れる類人猿》《巨大ネズミ》《素早いモモンガ》なども《スキルドレイン》とは好相性となっていました。それ以降も《神獣王バルバロス》と組み合わせた【スキドレバルバ】や【スキドレアンデ】など様々なデッキの軸として採用されたカードになります。
おジャマトリオ
《おジャマトリオ》はこれまで火力不足であったバーンデッキにおいて革新的なカードとして注目を集めました。相手フィールド上に3体のトークンを送りつけることができるため《自業自得》や《仕込みマシンガン》で与えるダメージが増えるだけではなく、同時に相手モンスターの展開も抑制することが狙えました。また、おジャマトークンが破壊されると1体につき300ポイントのダメージを与えることができるため《激流葬》で一度に破壊をして900ダメージを与えたり、相手フィールド上のモンスター1体につき攻撃力が500ポイントアップする《逆ギレパンダ》で貫通ダメージと効果ダメージを一度に狙う【ビートバーン】系のデッキも流行しました。おジャマトークンは生け贄のためのリリースができず処理が難しいカードでしたが、2007年3月15日に攻略本の付録として登場した《D-HERO Bloo-D》によって1枚で3体を処理可能となり、徐々にバーン系デッキが衰退することになります。当時のサイドデッキには《おジャマトリオ》のメタカードとして《D-HERO Bloo-D》が多く採用されていました。
亜空間物質転送装置
《亜空間物質転送装置》は環境デッキで使われることはなかったものの《E・HERO オーシャン》を除去から守り《E・HERO エアーマン》を使い回す【ヒーロービート】や《E・HERO アブソルートZero》を一時的にフィールドから離れさせて相手フィールド上のモンスターを全て破壊するコンボに使用されました。
ガーディアンの力の収録カード一覧
《忍犬ワンダードッグ》
《アクロバットモンキー》
《ウェポンサモナー》
《ガーディアン・エルマ》
《ガーディアン・シール》
《ガーディアン・グラール》
《ガーディアン・バオウ》
《ガーディアン・ケースト》
《ガーディアン・トライス》
《サイバー・レイダー》
《魔鏡導士リフレクト・バウンダー》
《リトル・ウィンガード》
《デスグレムリン》
《異次元竜 トワイライトゾーンドラゴン》
《天界王 シナト》
《黒炎の騎士-ブラック・フレア・ナイト-》
《幻影の騎士-ミラージュ・ナイト-》
《バーサーク・デッド・ドラゴン》
《エクゾディア・ネクロス》
《逆ギレパンダ》
《盲信するゴブリン》
《闇より出でし絶望》
《合成魔獣 ガーゼット》
《闇よりの恐怖》
《黒蠍-逃げ足のチック》
《異次元の女戦士》
《針千本》
《奇跡の方舟》
《デーモンとの駆け引き》
《エクゾディアとの契約》
《蝶の短剣-エルマ》
《流星の弓-シール》
《重力の斧-グラール》
《破邪の大剣-バオウ》
《静寂のロッド-ケースト》
《閃光の双剣-トライス》
《冥界の宝札》
《心眼の鉾》
《泉の精霊》
《トークン収穫祭》
《士気高揚》
《絶対魔法禁止区域》
《異次元隔離マシーン》
《最終突撃命令》
《立ちはだかる強敵》
《おジャマトリオ》
《武器庫荒らし》
《スキルドレイン》
《大成仏》
《カイザー・グライダー》
《亜空間物質転送装置》
《コストダウン》
《カオス・ソルジャー》
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