【遊戯王3期パック】新たなる支配者の収録カードと注目ポイント

新たなる支配者 3期収録パック

遊戯王OCGの3期に収録された新たなる支配者の収録カードと注目ポイントをまとめた記事です。登場当時に注目を集めたテーマやカードを紹介している他、遊戯王の歴史についても触れているので、遊戯王の過去環境を調べる際の参考にしてください。

目次

新たなる支配者の登場日

パック発売日 2002年5月16日
before after
Pharaonic Guardian -王家の守護者- ユニオンの降臨

新たなる支配者の注目ポイント

3期に入り世界統一フォーマットへ変更

新たなる支配者からカードデザインが「世界統一フォーマット」へ変更されて”攻・守”表記から”ATK・DEF”表記となっています。これによってテキスト欄が大幅に広がり、カード効果がより複雑なものになっていきます。

墓守テーマが登場

遊戯王DMの原作でも重要な位置付けである「墓守」テーマがこのパックで登場しました。《王家の眠る谷-ネクロバレー》は墓地のカード利用を永続的に防ぐことができる貴重なカードとして長い期間使用されています。登場して間もない頃は墓地利用カードも少なく「墓守」テーマ単体ではデッキとして成り立ちにくい状態でした。しかし、《墓守の司令官》などのサポートカードや徐々に相性の良いカードが登場して多くのデッキに採用されることとなります。《墓守の偵察者》と《レスキューキャット》から特殊召喚されるモンスターでシンクロ召喚を狙う【墓守猫】や《歯車街》を自ら貼り替えて《古代の機械巨竜》を特殊召喚する【スキドレギアバレー】などが代表例となります。

デッキの中核を担うカードが多数収録

新たなる支配者は3期以降に登場する有名デッキの中核となるカードが多数収録されたパックです。【変異カオス】に採用される《突然変異》【推理ゲート】に採用される《名推理》はデッキ名になるほどのカードです。また、《ヴィクトリー・ドラゴン》でマッチキルを狙う【Vドラ】では《竜の血族》を使用してフィールド上のモンスターをドラゴン族へ変更して召喚を狙っていました。

新たなる支配者の注目カード

突然変異

2004年9月~2005年3月制限の環境トップデッキ【変異カオス】の中心となる魔法カード《突然変異》がこのパックで収録されました。《突然変異》が登場したことによって《サウザンド・アイズ・サクリファイス》の召喚が容易になり、《スケープ・ゴート》を活用する融合モンスター主体のデッキが環境で見られるようになります。4期に入り「サイバネティック・レボリューション」が登場すると容易に特殊召喚を狙えるレベル5モンスター《サイバー・ドラゴン》が登場して《魔人 ダーク・バルター》《デス・デーモン・ドラゴン》も《突然変異》からの特殊召喚を狙えるようになりました。2005年9月制限には制限カードの規制を受けているため、環境で活躍した期間は意外にも短いデッキとなっています。

魂を削る死霊

魂を削る死霊》は戦闘で破壊されず、直接攻撃に成功すると相手の手札をランダムに1枚捨てることができる汎用性の高い下級モンスターとして当時から多くのデッキに採用されたカードです。戦闘で破壊されないモンスターは初めての登場で、除去が難しくデメリット効果である対象に取られると破壊される効果も当時は対象に取るカードの種類が少なくほとんど気になりませんでした。《キラー・トマト》からのリクルート先候補として【トマハン】には必須クラスで採用されたカードとなっています。2010年9月制限では1枚のアドバンテージ獲得が重要な環境であり、闇属性レベル3ということから【旋風BF】に採用されています。

サンダー・ブレイク

サンダー・ブレイク》は手札を1枚捨てることで、フィールド上のカードを1枚破壊できる使い勝手の良さから多くのデッキに採用されたカードとなっています。コストにするカードを活用することができなければ2-1交換となってアドバンテージを損失してしまいますが《キラー・スネーク》や後に登場する《深淵の暗殺者》と組み合わせることによって、手札コストを気にせずに使用することが可能です。また、召喚時にカードをサーチできるモンスターと組み合わせて実質ノーコストでの発動を狙ったり《レベル制限B地区》《グラヴィティ・バインド-超重力の網-》のようなロックカードを自ら破壊してダメージを与える【ヒーロービート】などのデッキも存在しました。

溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム

溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》は相手のモンスターを2体生け贄にして特殊召喚できる上級モンスターです。コントロールしているプレイヤーのスタンバイフェイズに1000ライフポイントを削ることができるため【ロックバーン】や【フルバーン】といった直接ダメージを与えて勝利を目指すデッキに多く採用されました。また、後に登場する《所有者の刻印》や《洗脳解除》で《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》のコントロール奪取をして戦うデッキも登場しています。

名推理

名推理》は同じ3期に登場する《モンスターゲート》と組み合わせて【推理ゲート】というデッキタイプで活躍したカードです。登場以降、派生系のデッキが多く存在しており、《カタパルト・タートル》によるバーンダメージで勝利する【サイエンカタパ】や《マジカル・エクスプロージョン》によるバーンダメージで勝利する【ドグマブレード】などが有名です。宣言されたモンスターが捲れてしまった場合でも《早すぎた埋葬》での特殊召喚を狙えたり、墓地に落ちた魔法を回収する《魔法石の採掘》が存在したため、影響を抑えることも可能でした。

竜の血族

竜の血族》はマッチキルを狙える《ヴィクトリー・ドラゴン》を召喚するために【Vドラ】に採用されたカードです。遊戯王カード史上、唯一マッチキルを狙えた《ヴィクトリー・ドラゴン》はドラゴン族モンスターを3体生け贄にする必要があったため、ゲームの序盤は《スカラベの大群》《イナゴの軍勢》《デス・ラクーダ》でテンポを取って、最終ターンで《竜の血族》を発動して全てのモンスターをドラゴン族へ変更して《ヴィクトリー・ドラゴン》召喚し、ダイレクトアタックでマッチキルを狙います。ゲーム序盤に引いてしまっても《闇の仮面》と《月読命》のコンボによって回収可能だったため、手札コストで捨てることができました。



新たなる支配者の収録カード一覧

達人キョンシー
大くしゃみのカバザウルス
大木人18
ダークジェロイド
ニュードリュア
地獄詩人ヘルポエマー
墓守の偵察者
墓守の呪術師
墓守の番兵
墓守の長槍兵
墓守の従者
墓守の監視者
墓守の長
墓守の大筒持ち
墓守の暗殺者
ウジャト眼を持つ男
ジャッカルの聖戦士
不幸を告げる黒猫
黄泉へ渡る船
有翼賢者ファルコス
幸運を告げるフクロウ
シャブティのお守り
スネークポット
魂を削る死霊
ナイトメア・ホース
ナイトメアを駆る死霊
闇の指名者
ショット・ガン・シャッフル
名推理
悪夢の拷問部屋
タイムカプセル
王家の眠る谷-ネクロバレー
バスターランチャー
ヒエログリフの石版
黒蛇病
テラ・フォーミング
勇気の旗印
突然変異
王家の生け贄
大逆転クイズ
棺桶売り
老化の呪い
地獄の扉越し銃
サンダー・ブレイク
狭き通路
攪乱作戦
黒板消しの罠
降霊の儀式
絶対不可侵領域
竜の血族
溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム
バイサー・ショック
クイズ
命の綱
拷問車輪
真紅眼の黒竜
この記事の管理人
わいるどまん

2005年~2012年頃までの遊戯王カードが特に好きでデッキレシピなどを未来に残したいと思いサイトを立ち上げました。
過去の遊戯王に興味を持ってもらえるように、懐かしんでもらえるようにをモットーに発信していきます。
カードショップのストレージチェックが趣味。
(わいるどまんの購入カードまとめ)

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