遊戯王OCGの2011年3月制限で活躍したデブリダンディ(ジャンクドッペル)デッキのデッキレシピ(2024年10月開催のリミテッドデュエル対応)です。当時の環境立ち位置やデッキの回し方の他、採用候補カードや当時流行したサイドデッキについても紹介しているので、2011年3月制限のデブリダンディを構築する際の参考にしてください。
2011年3月制限デッキ | |
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六武衆 | ラギア |
TGガジェット | カラクリ |
ヒーロービート | ジュラック |
目次
デブリダンディ(2011年3月制限)の概要
デブリダンディの環境での立ち位置
2011年3月制限のデブリダンディはこの記事で紹介する構築が既に主流となっており、同年の選考会でも日本代表を含む多くの使用者がいるデッキタイプでした。
前環境の2010年9月制限に切り替わってすぐのCS(第6回ISDCS)で、このデッキの原型が考案されて、いわゆる展開系デッキの先駆けとして多くのプレイヤーに親しまれるデッキとなっていきます。このデッキが登場するまでは「ライトロード」や「ブラックフェザー」のようなビート系デッキが大半を占めていたため、対戦したプレイヤーは対応方法が分からず何もできないまま敗戦していった姿が今でも印象に残ります。
《王宮の弾圧》や《D.D.クロウ》など致命的となるカードはあるものの、「六武衆」が多かった当時は、魔法・罠カードに頼らず戦えるデブリダンディは有利な環境だったように思います。
デブリダンディのデッキレシピ
デブリダンディのサンプルデッキレシピ
メインデッキ
モンスター | 枚数 |
《冥府の使者ゴーズ》 | 1 |
《カオス・ソーサラー》 | 3 |
《ライトロード・マジシャン ライラ》 | 1 |
《キラー・トマト》 | 1 |
《デブリ・ドラゴン》 | 2 |
《ジャンク・シンクロン》 | 1 |
《クリッター》 | 1 |
《ローンファイア・ブロッサム》 | 2 |
《カード・ガンナー》 | 2 |
《ダンディライオン》 | 1 |
《ドッペル・ウォリアー》 | 1 |
《ライトロード・ハンター ライコウ》 | 3 |
《スポーア》 | 1 |
《グローアップ・バルブ》 | 1 |
《エフェクト・ヴェーラー》 | 2 |
魔法 | 枚数 |
《死者蘇生》 | 1 |
《ブラック・ホール》 | 1 |
《ハリケーン》 | 1 |
《おろかな埋葬》 | 1 |
《貪欲な壺》 | 1 |
《ワン・フォー・ワン》 | 1 |
《光の援軍》 | 1 |
《サイクロン》 | 2 |
《スケープ・ゴート》 | 1 |
罠 | 枚数 |
《聖なるバリア -ミラーフォース-》 | 1 |
《激流葬》 | 1 |
《砂塵の大竜巻》 | 1 |
《リビングデッドの呼び声》 | 1 |
《リミット・リバース》 | 3 |
エクストラ | 枚数 |
《シューティング・クェーサー・ドラゴン》 | 1 |
《氷結界の龍 トリシューラ》 | 1 |
《スクラップ・ドラゴン》 | 1 |
《ブラック・ローズ・ドラゴン》 | 1 |
《アーカナイト・マジシャン》 | 1 |
《C・ドラゴン》 | 1 |
《氷結界の龍 ブリューナク》 | 1 |
《TG ハイパー・ライブラリアン》 | 2 |
《A・O・J カタストル》 | 1 |
《アームズ・エイド》 | 1 |
《フォーミュラ・シンクロン》 | 3 |
《虚空海竜リヴァイエール》 | 1 |
サイドデッキ
モンスター | 枚数 |
《サイバー・ドラゴン》 | 3 |
《パペット・プラント》 | 2 |
《D.D.クロウ》 | 2 |
《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》 | 1 |
魔法 | 枚数 |
《精神操作》 | 1 |
罠 | 枚数 |
《連鎖除外》 | 1 |
《砂塵の大竜巻》 | 1 |
《次元幽閉》 | 2 |
《昇天の黒角笛》 | 2 |
デブリダンディの採用候補カード
モンスター |
《ライオウ》 |
《魔導戦士 ブレイカー》 |
《素早いビッグハムスター》 |
《魂を削る死霊》 |
《スノーマンイーター》 |
魔法 |
《増援》 |
罠 |
《ダスト・シュート》 |
《邪神の大災害》 |
《透破抜き》 |
《王宮のお触れ》 |
デブリダンディの立ち回り
墓地にカードを溜めて展開に備える
デブリダンディデッキは《デブリ・ドラゴン》や《ジャンク・シンクロン》といった墓地からモンスターを特殊召喚して、シンクロ召喚につなげる動きや光属性・闇属性を除外して特殊召喚する《カオス・ソーサラー》が多く採用されています。
墓地にカードが送られなければ展開を伸ばすことはできないため、ゲームの序盤は《カード・ガンナー》や《ライトロード・ハンター ライコウ》でアドバンテージを稼ぎつつ、墓地を増やすことを意識して戦っていきます。
ロンファを起点に蘇生系カードで展開
《ローンファイア・ブロッサム》を起点として蘇生系カードを使用すると様々な展開が可能です。
デブリダンディは当初、汎用蘇生系カードの《死者蘇生》《リビングデッドの呼び声》のみの採用が主流でしたが、この展開パターンが発見されて《リミット・リバース》を含めた4~5枚の蘇生系カードを採用する構築が多くなっていきました。
ロンファ+蘇生の展開方法
手順 | 展開方法 |
---|---|
① | 《ローンファイア・ブロッサム》を召喚、効果で《ダンディライオン》を特殊召喚 |
② | 《死者蘇生》で《ローンファイア・ブロッサム》を特殊召喚 |
③ | 《ローンファイア・ブロッサム》の効果で《ダンディライオン》をリリースして《グローアップ・バルブ》を特殊召喚(《ダンディライオン》効果でトークン2体を特殊召喚) |
④ | 《グローアップ・バルブ》とトークンで《フォーミュラ・シンクロン》をシンクロ召喚(※1ドロー目) |
⑤ | 《グローアップ・バルブ》効果で自身を特殊召喚 |
⑥ | 《ローンファイア・ブロッサム》と《フォーミュラ・シンクロン》で《TG ハイパー・ライブラリアン》をシンクロ召喚 |
⑦ | 《グローアップ・バルブ》とトークンで《フォーミュラ・シンクロン》2体目をシンクロ召喚(※フォーミュラ・シンクロンとTG ハイパー・ライブラリアンで2ドロー ※合計3ドロー 相手ターンブラック・ローズ・ドラゴン) |
デブリダンディの理想的な勝ち方
シンクロ召喚などモンスターを展開して勝利
《ブラック・ローズ・ドラゴン》や《氷結界の龍 トリシューラ》などのシンクロモンスターでこちらが使用した枚数以上のアドバンテージを奪う動きがデブリダンディの理想です。《TG ハイパー・ライブラリアン》と《フォーミュラ・シンクロン》によってハンドアドバンテージを獲得した後に大型のシンクロモンスターを投げて相手のリソースを削りましょう。
また、決められた展開方法は存在せず、相手の動きや自分のリソース状況によって、展開プランも異なるため練度が必要なデッキタイプとなっています。
デブリダンディの対策・有効カード
デブリダンディの対策
召喚無効系カードが有効
シンクロ召喚をするためには複数体のモンスターが必ず必要となります。そのため、シンクロ召喚に対して《神の警告》や《王宮の弾圧》のような1枚で無効化できるカードは有効となります。
ただし、《ライトロード・マジシャン ライラ》や《ライトロード・ハンター ライコウ》によって破壊されてしまうこともあるため、バックカードに頼りすぎるのは注意しましょう。
デブリダンディへの有効カード
御前試合
異なる属性が多く採用されているデブリダンディに対して《御前試合》は有効な永続罠カードの1枚です。
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