遊戯王OCGの3期に収録されたユニオンの降臨の収録カードと注目ポイントをまとめた記事です。登場当時に注目を集めたテーマやカードを紹介している他、遊戯王の歴史についても触れているので、遊戯王の過去環境を調べる際の参考にしてください。
目次
ユニオンの降臨の登場日
パック発売日 | 2002年7月18日 |
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before | after |
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新たなる支配者 | 黒魔導の覇者 |
ユニオンの降臨の注目ポイント
ユニオンモンスターの登場
「スピリット」に続く新しいカテゴリとして「ユニオン」が登場しました。ユニオンの降臨では《X-ヘッド・キャノン》《Y-ドラゴン・ヘッド》《Z-メタル・キャタピラー》などユニオン関連のカードが高レアリティで多数収録されましたが、ユニオンを軸とするデッキが環境で活躍することはほとんど見られませんでした。
バーン効果カードが多数登場
3期に入るとバーンカードが種類が徐々に増えていき、デッキとして成り立つようになります。ユニオンの降臨でも後にロックデッキの軸となる《波動キャノン》や《仕込みマシンガン》が実装されます。また、速攻魔法で相手ターンにも発動できる《ご隠居の猛毒薬》はこれまでのバーン魔法カード最大値であった《昼夜の大火事》と最大回復値だった《ご隠居の猛毒薬》はこれまでのバーン魔法カード最大値であった《治療の神 ディアン・ケト》の両方を兼ね備えたカードとして注目を集めました。
クセのあるカードが収録
ユニオンの降臨では環境の第一線で活躍したカードは少ないものの《異次元の狂獣》《自律行動ユニット》《カイザーコロシアム》《群雄割拠》など使い所によっては有効となったカードが多数収録されました。
ユニオンの降臨の注目カード
波動キャノン
3期終盤になるとバーンカードやロックカードの種類が豊富になり《波動キャノン》を採用した【ロックバーン】が環境で頭角を現すことになります。相手からの攻撃を防ぎつつカウンターを貯めて8000ダメージを与えることができる《波動キャノン》はバーンカードの中でも群を抜いて強力なカードでした。《王宮のお触れ》で無効にできない《波動キャノン》のメタカードとして《痛魂の呪術》が多くのサイドデッキに採用されていました。
仕込みマシンガン
《仕込みマシンガン》は発動タイミングを選ばずに使えることから多くのバーンデッキに採用されたカードです。登場した当時は与えられるダメージ量もそこまで大きくはならず、環境で使われることは多くありませんでした。しかし、次のパック「ガーディアンの力」で収録された《おジャマトリオ》によってダメージ量の増加とモンスターロックが同時に行えるようになりました。これに加え、相手のモンスター数×500ダメージを与える《自業自得》と組み合わせてバーンデッキの基礎となりました。
群雄割拠
《群雄割拠》はフィールド上に出すことができる種族を1つにするロック系の永続罠カードとして登場しました。登場した当時は魔法・罠を破壊するカードが多かったことや複数の種族を利用した戦うデッキが少なかったこともあり、環境で使われることはほとんどありませんでした。主に環境で見られるようになったのは2009年のシンクロ召喚実装後で、当時流行していた【墓守猫】の《大寒波》や《召喚僧サモンプリースト》のメタカードとして活躍しました。2009年の選考会ではこの【墓守猫】に対抗する【猫シンクロ】を原型とした獣族を軸とする【割拠ワンフー猫】が勝ち上がり日本代表となっています。
マジック・キャンセラー
《マジック・キャンセラー》は《人造人間-サイコ・ショッカー》の対となるモンスターで魔法カードを発動できず、既に発動している魔法カードを無効にできる効果を持ちます。罠カードを主体に戦うデッキの天敵となる《大嵐》や《サイクロン》を無効にできるため上級モンスターでありながら【神キャン】【パキキャンコントロール】といったデッキに採用されていました。また、《マジック・キャンセラー》が墓地に存在する場合に相手の魔法カード発動にチェーンをして《リビングデッドの呼び声》で特殊召喚をすればその効果も無効にすることが可能でした。機械族ということを利用して《未来融合-フューチャー・フュージョン》で《キメラテック・オーバー・ドラゴン》を指定して機械族モンスターを大量に墓地へ送り《オーバーロード・フュージョン》の使用後に《次元融合》で展開をさらに伸ばす【未来オーバー】デッキにも採用されることがありました。
ジャイアント・オーク
《ジャイアント・オーク》は下級モンスターで攻撃力2200を持つモンスターでしたが、当時は2期前半に登場した《ゴブリン突撃部隊》(レベル4攻撃力2300)も存在しており《ゴブリン突撃部隊》ですら使われることはなかったので、ほとんど注目を浴びることがありませんでした。時は経ち、2009年の【猫シンクロ】全盛期に《魔のデッキ破壊ウイルス》がメタカードとして評価され1枚でコストにできる《ジャイアント・オーク》も注目されることになります。《魔のデッキ破壊ウイルス》のコストに使用できるだけではなく《ナチュル・ビースト》と相殺できる点や攻撃後に守備表示になるためエクストラデュエル時にも有効といった点が当時の《ジャイアント・オーク》の魅力でした。
ユニオンの降臨の収録カード一覧
《弾圧される民》
《団結するレジスタンス》
《X-ヘッド・キャノン》
《Y-ドラゴン・ヘッド》
《Z-メタル・キャタピラー》
《闇魔界の戦士 ダークソード》
《漆黒の闘龍》
《騎竜》
《朽ち果てた武将》
《ゾンビタイガー》
《ジャイアント・オーク》
《セコンド・ゴブリン》
《ブラッド・オーキス》
《デス・デンドル》
《灼岩魔獣》
《氷岩魔獣》
《ユニオン・ライダー》
《異次元の狂獣》
《マジック・キャンセラー》
《ネコマネキング》
《白兵戦型お手伝いロボ》
《ディメンション・ポッド》
《世紀の大泥棒》
《ルーレットボマー》
《白竜の聖騎士》
《白竜降臨》
《前線基地》
《降格処分》
《コンビネーション・アタック》
《カイザーコロシアム》
《自律行動ユニット》
《ご隠居の猛毒薬》
《アンティ勝負》
《ブラック・コア》
《レアゴールド・アーマー》
《メタルシルバー・アーマー》
《騎士道精神》
《生け贄人形》
《波動キャノン》
《大革命》
《覇者の一括》
《八式対魔法多重結界》
《メテオ・レイン》
《パイナップル爆弾》
《仕込みマシンガン》
《物理分身》
《群雄割拠》
《フォーメーション・ユニオン》
《粘着落とし穴》
《XY-ドラゴン・キャノン》
《XYZ-ドラゴン・キャノン》
《XZ-キャタピラー・キャノン》
《YZ-キャタピラー・ドラゴン》
《リボルバー・ドラゴン》
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