遊戯王OCGの2005年3月制限で活躍した変異カオスデッキのデッキレシピです。当時の環境立ち位置やデッキの回し方の他、採用候補カードや当時流行したサイドデッキについても紹介しているので、2005年3月制限の変異カオスを構築する際の参考にしてください。
2005年3月制限デッキ | |
---|---|
変異カオス | 変異ターボ |
アビス変異 | フラガジェ |
除去ガジェ | 代償ガジェ |
デビフラワンキル | 現世と冥界 |
パンダバーン | ロックバーン |
目次
変異カオス(2005年3月制限)の概要
変異カオスの環境での立ち位置
変異カオスは2005年3月制限で最も流行したデッキといっても過言ではないテーマとなっており、多くの派生系が存在します。
「変異」はデッキの鍵を握る《突然変異》で「カオス」は当時から制限となっている《カオス・ソルジャー -開闢の使者-》が努めています。「カオス」要素が少ないことから【変異スタン】とも呼称されることがありました。
この記事内で紹介している構築は《サイバー・ドラゴン》が登場して以降のものとなりますが、2005年の日本代表選考会では「サイバネティック・レボリューション」が登場してから選考会までの期間も短く、《サイバー・ドラゴン》を採用した構築はオーソドックスなタイプではなかったという点が非常に印象的です。
変異カオスのデッキレシピ
変異カオスのサンプルデッキレシピ
メインデッキ
モンスター | 枚数 |
《カオス・ソルジャー -開闢の使者-》 | 1 |
《暗黒界の軍神 シルバ》 | 2 |
《サイバー・ドラゴン》 | 2 |
《魔導戦士 ブレイカー》 | 1 |
《同族感染ウィルス》 | 1 |
《月読命》 | 2 |
《クリッター》 | 1 |
《サイバーポッド》 | 1 |
《深淵の暗殺者》 | 2 |
《メタモルポット》 | 1 |
《聖なる魔術師》 | 2 |
《キラー・スネーク》 | 1 |
魔法 | 枚数 |
《強欲な壺》 | 1 |
《天使の施し》 | 1 |
《手札抹殺》 | 1 |
《いたずら好きな双子悪魔》 | 1 |
《大嵐》 | 1 |
《突然変異》 | 3 |
《サイクロン》 | 1 |
《月の書》 | 3 |
《スケープ・ゴート》 | 3 |
《強奪》 | 1 |
《早すぎた埋葬》 | 1 |
罠 | 枚数 |
《聖なるバリア -ミラーフォース-》 | 1 |
《死のデッキ破壊ウイルス》 | 1 |
《激流葬》 | 1 |
《破壊輪》 | 1 |
《ダスト・シュート》 | 3 |
融合 | 枚数 |
《サウザンド・アイズ・サクリファイス》 | 3 |
《暗黒火炎龍》 | 1 |
《ナイトメアを駆る死霊》 | 1 |
《ドラゴンに乗るワイバーン》 | 1 |
《デス・デーモン・ドラゴン》 | 1 |
《魔人 ダーク・バルター》 | 3 |
《ドラゴン・ウォリアー》 | 1 |
《闇魔界の竜騎士 ダークソード》 | 1 |
《ガトリング・ドラゴン》 | 1 |
《サイバー・ツイン・ドラゴン》 | 1 |
《メテオ・ブラック・ドラゴン》 | 1 |
※融合デッキは主に使用する15枚を選定して掲載しています
サイドデッキ
モンスター | 枚数 |
《氷帝メビウス》 | 3 |
《サイバー・ドラゴン》 | 1 |
魔法 | 枚数 |
《クロス・ソウル》 | 1 |
《抹殺の使徒》 | 2 |
罠 | 枚数 |
《魔のデッキ破壊ウイルス》 | 1 |
《マインドクラッシュ》 | 3 |
《王宮のお触れ》 | 2 |
《封魔の呪印》 | 2 |
変異カオスの採用候補カード
モンスター |
《人造人間-サイコ・ショッカー》 |
《天空騎士パーシアス》 |
《イグザリオン・ユニバース》 |
《ブレイドナイト》 |
魔法 |
《ライトニング・ボルテックス》 |
《光の護封剣》 |
罠 |
《炸裂装甲》 |
《奈落の落とし穴》 |
《砂塵の大竜巻》 |
《リビングデッドの呼び声》 |
変異カオスの立ち回り
リバースモンスターでスローペースに持ち込む
変異カオスのゲーム序盤は《聖なる魔術師》や《深淵の暗殺者》などリバースモンスターを起点としてスローペースなゲーム展開を目指します。
強力な魔法カードを再利用できる点や《カオス・ソルジャー -開闢の使者-》などのパワーが高いカードが多いことから展開が長引くにつれて有利となる傾向があります。
サウサクで相手の動きをロック
《サウザンド・アイズ・サクリファイス》の特殊召喚に成功すると相手はモンスターの反転召喚と攻撃ができなくなります。
召喚時にモンスターを裏側守備表示に変更できる《月読命》を持っていれば一時的に自らの《サウザンド・アイズ・サクリファイス》を裏側守備表示にして動くことも可能なので、相手の動きを封じつつ展開することも狙えます。
変異カオスの理想的な勝ち方
月読命ループに入れてアドバンテージを稼ぐ
《月読命》は《サウザンド・アイズ・サクリファイス》だけではなく、《聖なる魔術師》など強力なリバースモンスターの再利用にも活用することが可能です。
《強欲な壺》や《天使の施し》といったドローカードを使い回してアドバンテージを稼いだり、《いたずら好きな双子悪魔》で相手の手数を減らして勝利を目指すこともできます。
ダーク・バルターでの制圧
《魔人 ダーク・バルター》は1000ライフポイントを払うことで通常魔法を無効にできる融合モンスターです。また、戦闘破壊したモンスターの効果も無効にできるため、ミラーマッチでは非常に重宝されるカードでした。
《突然変異》からの特殊召喚にはレベル5のモンスターを用意する必要がありましたが《サイバー・ドラゴン》の登場によって特殊召喚が格段にしやすくなり、《魔人 ダーク・バルター》と《王宮のお触れ》の布陣を完成させる【サイドラ変異】が2005年選考会でも代表を勝ち取っています。
開闢+ツインでダメージを奪う
デッキ名にもなっている《カオス・ソルジャー -開闢の使者-》と《突然変異》の2枚が揃うと相手モンスターを除外した後に《突然変異》によって好きなレベル8融合モンスターを特殊召喚することが可能です。
融合モンスターの中でも《サイバー・ツイン・ドラゴン》を特殊召喚すれば攻撃力2800の2回攻撃によって5600ダメージを奪うことができます。ここに《早すぎた埋葬》や《リビングデッドの呼び声》など蘇生系カードがあれば相手ライフが8000であってもワンキルが可能です。
変異カオスの対策・有効カード
変異カオスの対策
月読命ループをさせない
変異カオスは《サウザンド・アイズ・サクリファイス》や《聖なる魔術師》の効果を《月読命》によって使い回してアドバンテージを獲得しながら勝利を目指していきます。
リバースモンスターであれば《抹殺の使徒》や《ミスティック・ソードマン LV2》など、《サウザンド・アイズ・サクリファイス》は単体除去が狙える《ならず者傭兵部隊》や《同族感染ウィルス》の使用タイミングに注意をしながら戦いましょう。
変異カオスへの有効カード
阿修羅
《阿修羅》は変異カオスのキーパーツ《スケープ・ゴート》を一掃することが可能です。また、《キラー・トマト》や《シャインエンジェル》などリクルート系モンスターにも有効となります。
ならず者の傭兵部隊
《ならず者傭兵部隊》は、《サウザンド・アイズ・サクリファイス》と《聖なる魔術師》などリバースモンスター両方に対応できる下級モンスターとして重宝されていました。
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