遊戯王OCGの2007年3月制限で活躍した寒波バブ帝(寒波バブーン帝)デッキのデッキレシピです。当時の環境立ち位置やデッキの回し方の他、採用候補カードや当時流行したサイドデッキについても紹介しているので、2007年3月制限の寒波バブ帝を構築する際の参考にしてください。
2007年3月制限デッキ | |
---|---|
デステニーライダー | 代償ガジェ |
寒波バブ帝 | バブバーン |
デミスドーザー | チェーンバーン |
墓守暗黒界 | オーシャンビート |
ハイビート | 次元ビート |
アンデット | デステニー帝 |
目次
寒波バブ帝(2007年3月制限)の概要
寒波バブ帝の環境での立ち位置
2007年3月制限は抜群の安定感を誇る「ガジェット」や《光と闇の竜》《D-HERO ディスクガイ》でアドバンテージを稼ぐパワーデッキ「デステニーライダー」など多くのデッキが環境に存在する中で、安定感とパワーの両面を持つデッキとして「寒波バブ帝」は多くのプレイヤーに使用されました。
鍵となる《森の番人グリーン・バブーン》や上級モンスターのリリース要因《黄泉ガエル》を《おろかな埋葬》によって容易に落とせる事や場持ちの良い《巨大ネズミ》《素早いモモンガ》で時間を稼いでペースを掴めるのもこのデッキの魅力です。
デッキ名にも入っている《大寒波》と《氷帝メビウス》、《風帝ライザー》は「ガジェット」など罠デッキに有効である他、《黄泉ガエル》はスタンバイフェイズに何度も効果を使用できるため、《光と闇の竜》に対して有効となり、環境上位デッキに対して優位に立ちやすいデッキでした。
寒波バブ帝のデッキレシピ
寒波バブ帝のサンプルデッキレシピ
メインデッキ
モンスター | 枚数 |
《冥府の使者ゴーズ》 | 1 |
《森の番人グリーン・バブーン》 | 1 |
《氷帝メビウス》 | 3 |
《風帝ライザー》 | 3 |
《巨大ネズミ》 | 3 |
《デス・コアラ》 | 3 |
《N・グラン・モール》 | 1 |
《お注射天使リリー》 | 1 |
《素早いモモンガ》 | 3 |
《黄泉ガエル》 | 1 |
魔法 | 枚数 |
《大嵐》 | 1 |
《大寒波》 | 3 |
《おろかな埋葬》 | 3 |
《押収》 | 1 |
《洗脳-ブレインコントロール》 | 1 |
《貪欲な壺》 | 1 |
《サイクロン》 | 1 |
《エネミーコントローラー》 | 1 |
《強奪》 | 1 |
《早すぎた埋葬》 | 1 |
罠 | 枚数 |
《激流葬》 | 1 |
《破壊輪》 | 1 |
《ダスト・シュート》 | 3 |
《マインドクラッシュ》 | 1 |
サイドデッキ
モンスター | 枚数 |
《ホルスの黒炎竜 LV8》 | 1 |
《ホルスの黒炎竜 LV6》 | 3 |
《ハイドロゲドン》 | 3 |
魔法 | 枚数 |
《抹殺の使徒》 | 1 |
《強制転移》 | 2 |
《月の書》 | 1 |
罠 | 枚数 |
《聖なるバリア -ミラーフォース-》 | 1 |
《王宮のお触れ》 | 3 |
寒波バブ帝の立ち回り
おろかな埋葬でキーパーツを墓地へ送る
ゲームの序盤はこのデッキの鍵となるモンスター《森の番人グリーン・バブーン》または《黄泉ガエル》を墓地へ落とすことを目指します。
基本的には単体でも盤面維持が狙える《森の番人グリーン・バブーン》を優先的に落としますが、手札に《氷帝メビウス》、《風帝ライザー》など上級モンスターが重なっている場合や相手のデッキが《光と闇の竜》を扱うデッキと分かっている場合には《黄泉ガエル》を落としておいても良いでしょう。
獣族モンスターで盤面をコントロール
墓地に《森の番人グリーン・バブーン》を落とすことができれば獣族モンスターの破壊をトリガーにして、《森の番人グリーン・バブーン》の特殊召喚を狙う動きを取ります。
《森の番人グリーン・バブーン》の当時の裁定は戦闘破壊などダメージステップで破壊された場合でも特殊召喚が可能であったため、《巨大ネズミ》や《素早いモモンガ》でアドバンテージを失わずに展開することができました。
帝モンスターでアドバンテージを獲得
《森の番人グリーン・バブーン》のトリガーとして採用されている獣族モンスターは帝モンスターとも相性が良く、上級モンスターを無理なく採用ができるのも「寒波バブ帝」の強みと言えるでしょう。
また、帝モンスターは2007年3月制限環境での評価も高く、《氷帝メビウス》は「ガジェット」など罠系に有効で、《光と闇の竜》に対しても召喚するだけで一度効果が無効となり、攻撃力が2300になったところを戦闘破壊できる打点を持っています。
寒波バブ帝の理想的な勝ち方
ビートダウンでの勝利
《森の番人グリーン・バブーン》に加えて、帝モンスターや獣族モンスターでビートをしてライフを削り切る動きが理想です。
ライフポイントを回復できる《素早いモモンガ》やリクルーターが多い分発動しやすい《貪欲な壺》も採用されているため、ロングゲームにも強いデッキとなります。
EXデュエルにも強い
《デス・コアラ》や《素早いモモンガ》といったライフ増減カードが多く採用されていることから通常のビート系と比較をするとEXデュエルに有利な点も「寒波バブ帝」の強みと言えるでしょう。
EXデュエルの先攻1ターン目に《大寒波》+《デス・コアラ》セットでターンを返す動きはモンスターだけでの展開が少なかった当時は返すことが困難でした。
寒波バブ帝の対策・有効カード
寒波バブ帝の対策
モンスターを除外または裏のまま破壊
《森の番人グリーン・バブーン》は獣族モンスターが破壊され墓地へ送られなければ効果を発動することができません。
《閃光の追放者》で《巨大ネズミ》や《素早いモモンガ》の戦闘破壊を狙ったり、ダメージステップではないタイミングで獣族モンスターを破壊して《森の番人グリーン・バブーン》が特殊召喚されたところで《奈落の落とし穴》によって除外する動きも有効です。
また、裏側守備表示のまま獣族モンスターが破壊された場合には《森の番人グリーン・バブーン》の特殊召喚効果を発動できないため、《シールドクラッシュ》も効果的です。
帝モンスターに対してのメタを用意する
デッキの中枢を担う帝モンスターに対してのメタも有効となります。
《生贄封じの仮面》や《畳返し》など自分の使用デッキに合わせてサイドへ投入されることが多くありました。
寒波バブ帝への有効カード
生贄封じの仮面・畳返し
どちらも帝モンスターに対して有効なカード。
《生贄封じの仮面》であれば《大寒波》にも対応ができるため、当時は多くのサイドデッキに採用されていました。《畳返し》は「ガジェット」にも有効となります。
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