遊戯王OCGの2007年9月制限で活躍した剣闘獣(グラディアルビースト)デッキのデッキレシピ(リミテッドデュエル対応)です。当時の環境立ち位置やデッキの回し方の他、採用候補カードや当時流行したサイドデッキについても紹介しているので、2007年9月制限の剣闘獣を構築する際の参考にしてください。
2007年9月制限デッキ | |
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ライトロード | 剣闘獣 |
デステニーダムド | ダムドビート |
スキドレバルバ | HEROビート |
ガイアワンキル | 閃光パキガジェ |
目次
剣闘獣(2007年9月制限)の概要
剣闘獣の環境での立ち位置
2007年9月制限の剣闘獣は「ライト・オブ・デストラクション」で登場した《剣闘獣ガイザレス》によって環境デッキの仲間入りを果たす形となります。しかし、同じ時期に登場した「ライトロード」や「ダーク・アームド・ドラゴン」のカードパワーと比較をすると完全に見劣りしており、この時点での注目度はそれほど高いものではありませんでした。
2008年3月制限になると「ザ・デュエリスト・ジェネシス」で《剣闘獣の戦車》と《剣闘獣エクイテ》登場。その後も《レスキューキャット》から特殊召喚できる《剣闘獣サムニテ》や《スレイブタイガー》などコンスタントに強化カードが登場して2009年の選考会では「猫剣闘獣」が代表権を獲得しています。
剣闘獣のデッキレシピ
剣闘獣のサンプルデッキレシピ
メインデッキ
モンスター | 枚数 |
《サイバー・ドラゴン》 | 2 |
《剣闘獣ラクエル》 | 2 |
《E・HERO プリズマー》 | 3 |
《剣闘獣ダリウス》 | 2 |
《剣闘獣ベストロウリィ》 | 3 |
《剣闘獣ホプロムス》 | 1 |
《剣闘獣ムルミロ》 | 1 |
魔法 | 枚数 |
《大嵐》 | 1 |
《地割れ》 | 1 |
《地砕き》 | 1 |
《剣闘訓練所》 | 3 |
《サイクロン》 | 1 |
《月の書》 | 1 |
《早すぎた埋葬》 | 1 |
罠 | 枚数 |
《聖なるバリア -ミラーフォース-》 | 1 |
《激流葬》 | 1 |
《奈落の落とし穴》 | 3 |
《ダスト・シュート》 | 1 |
《マインドクラッシュ》 | 1 |
《ゴッドバードアタック》 | 3 |
《次元幽閉》 | 3 |
《神の宣告》 | 3 |
《魔宮の賄賂》 | 1 |
融合 | 枚数 |
《剣闘獣ガイザレス》 | 3 |
《剣闘獣ヘラクレイノス》 | 3 |
《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》 | 3 |
サイドデッキ
モンスター | 枚数 |
《サイバー・ドラゴン》 | 1 |
《X・E・N・O》 | 2 |
《D.D.クロウ》 | 2 |
魔法 | 枚数 |
《洗脳-ブレインコントロール》 | 1 |
《精神操作》 | 3 |
《次元の裂け目》 | 3 |
罠 | 枚数 |
《和睦の使者》 | 2 |
《閃光を吸い込むマジック・ミラー》 | 3 |
剣闘獣の採用候補カード
モンスター |
《冥府の使者ゴーズ》 |
《ライオウ》 |
《閃光の追放者》 |
《メタモルポット》 |
魔法 |
《大寒波》 |
《抹殺の使徒》 |
《収縮》 |
罠 |
《盗賊の七つ道具》 |
《マジック・ドレイン》 |
《マクロコスモス》 |
剣闘獣の立ち回り
下級モンスター+バックカードで盤面を構成
剣闘獣デッキは基本的に下級モンスター+バックカードで盤面を整えてアドバンテージを獲得する動きを目指します。
汎用的な除去カードに加えて当時は扱えるデッキが少なかった《ゴッドバードアタック》を採用できる点も剣闘獣の魅力でした。《ゴッドバードアタック》は《剣闘獣ベストロウリィ》だけでなく《剣闘獣ガイザレス》もコストにすることが可能で、《剣闘獣ガイザレス》は墓地からの特殊召喚でも効果を発揮できたため、サクリファイスエスケープの後に《早すぎた埋葬》で再度特殊召喚をするといった動きも狙えます。
プリズマーで融合素材の確保
《E・HERO プリズマー》がデッキに加わることで、《剣闘獣ベストロウリィ》が実質9枚体制となり、《剣闘獣ガイザレス》につなげることが容易になりました。また、墓地にモンスターを送ることができるので、《剣闘獣ガイザレス》の攻撃後、《剣闘獣ダリウス》と《剣闘獣ラクエル》を特殊召喚すれば、高い制圧力を持つ《剣闘獣ヘラクレイノス》の特殊召喚が狙えます。
それだけでなく、《E・HERO プリズマー》の効果で《サイバー・ドラゴン》を落とせば《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》の素材にすることも可能です。
剣闘獣の理想的な勝ち方
毎ターンガイザレスを特殊召喚する
《剣闘獣ガイザレス》の特殊召喚は融合を必要とせず、モンスターがデッキに戻るため、毎ターン狙うことが可能です。多彩な罠カードで相手の動きを抑えながら毎ターン《剣闘獣ガイザレス》を特殊召喚して、アドバンテージを獲得していきましょう。
展開の中でモンスターを豊富に抱えているなど余裕があれば《剣闘獣ヘラクレイノス》を特殊召喚して《大嵐》や《大寒波》をケアするのも1つの手となります。
剣闘獣ミラーはコントロール奪取が鍵
剣闘獣ミラーは相手の剣闘獣モンスターを融合素材に使用できるため、《洗脳-ブレインコントロール》や《精神操作》が鍵となります。
また、2戦目以降は《剣闘獣ガイザレス》に除去を受けないよう下級モンスターの状態で戦闘を繰り返しアドバンテージを稼ぐ立ち回りが主流なことを利用して、《X・E・N・O》で盤面をひっくり返すプランも流行しました。
剣闘獣の対策・有効カード
剣闘獣の対策
単体除去がシンプルに有効
《激流葬》や《奈落の落とし穴》のような召喚時に発動できる除去カードがシンプルに有効で、モンスターが途切れてしまうと一気にゲーム展開が傾いてしまいます。
引いたターンでも除去カードに対して発動できる《我が身を盾に》や《奈落の落とし穴》の回避にも使える《収縮》も環境によっては剣闘獣デッキに採用されていました。
バック干渉カードも有効
《大嵐》や《大寒波》のようなバック干渉カードももちろん有効。
ただし、《王宮のお触れ》に関しては一度戦闘が行われると《剣闘獣ベストロウリィ》で簡単に破壊されてしまうため、サイドデッキから投入するかは意見が分かれる部分となります。
剣闘獣への有効カード
伝説の柔術家
《伝説の柔術家》は剣闘獣の筆頭メタとして有名なカードです。
守備表示の《伝説の柔術家》と戦闘を行なったモンスターはデッキトップに戻されるため、剣闘獣の共通効果を発動することができなくなります。
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