遊戯王OCGの2007年9月制限で活躍したダムドビート(寒波ダムド)デッキのデッキレシピ(リミテッドデュエル対応)です。当時の環境立ち位置やデッキの回し方の他、採用候補カードや当時流行したサイドデッキについても紹介しているので、2007年9月制限のダムドビートを構築する際の参考にしてください。
2007年9月制限デッキ | |
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ライトロード | 剣闘獣 |
デステニーダムド | ダムドビート |
スキドレバルバ | HEROビート |
ガイアワンキル | 閃光パキガジェ |
目次
ダムドビート(2007年9月制限)の概要
ダムドビートの環境での立ち位置
ダムドビートはデッキ名にもなっている《ダーク・アームド・ドラゴン》を軸とするビートダウンデッキで、「ファントム・ダークネス」の登場直後に闇属性を中心としたスタンダード系デッキとしてスタートしました。
墓地に存在する闇属性モンスターの枚数を調整しやすいように《終末の騎士》や《キラー・トマト》など下級モンスターも多く、パワーと安定感を兼ね備えたデッキになっています。
2007年11月23日に登場した《ダーク・アームド・ドラゴン》ですが、約4ヶ月後にはシンクロ召喚が登場して、「シンクロダムド」へと姿を変えていくことになり、ダムドビートは非常に短い期間での流行でした。
ダムドビートのデッキレシピ
ダムドビートのサンプルデッキレシピ
メインデッキ
モンスター | 枚数 |
《ダーク・アームド・ドラゴン》 | 3 |
《冥府の使者ゴーズ》 | 1 |
《邪帝ガイウス》 | 3 |
《サイバー・ドラゴン》 | 3 |
《スナイプストーカー》 | 1 |
《キラー・トマト》 | 3 |
《終末の騎士》 | 3 |
《クリッター》 | 1 |
《ネクロ・ガードナー》 | 3 |
《カードガンナー》 | 1 |
《魂を削る死霊》 | 1 |
《D.D.クロウ》 | 3 |
魔法 | 枚数 |
《大嵐》 | 1 |
《大寒波》 | 3 |
《増援》 | 2 |
《洗脳-ブレインコントロール》 | 1 |
《封印の黄金櫃》 | 1 |
罠 | 枚数 |
《激流葬》 | 1 |
《奈落の落とし穴》 | 3 |
《ダスト・シュート》 | 1 |
《マインドクラッシュ》 | 1 |
融合 | 枚数 |
《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》 | 3 |
サイドデッキ
モンスター | 枚数 |
《氷帝メビウス》 | 1 |
《霊滅術師 カイクウ》 | 2 |
《ライトロード・ハンター ライコウ》 | 2 |
魔法 | 枚数 |
《魂の解放》 | 2 |
《ライトニング・ボルテックス》 | 1 |
《サイクロン》 | 1 |
罠 | 枚数 |
《転生の予言》 | 1 |
《王宮のお触れ》 | 2 |
《閃光を吸い込むマジック・ミラー》 | 3 |
ダムドビートの採用候補カード
モンスター |
《ファントム・オブ・カオス》 |
《伝説の柔術家》 |
魔法 |
《ハリケーン》 |
《強制転移》 |
《貪欲な壺》 |
《ツイスター》 |
《早すぎた埋葬》 |
罠 |
《砂塵の大竜巻》 |
《レインボー・ライフ》 |
《神の宣告》 |
ダムドビートの立ち回り
下級モンスターでアドバンテージを獲得する
ダムドビートデッキのゲーム序盤は《キラー・トマト》や《終末の騎士》などの下級モンスターでアドバンテージを獲得していく動きが理想。
《終末の騎士》で墓地に《ネクロ・ガードナー》を落としておけば不意なワンキルにも対応が可能です。また、《終末の騎士》から《ネクロ・ガードナー》を落とす動きは《邪帝ガイウス》のリリース要因確保にもつながるこのデッキの基盤となっています。
上級モンスタービートダウン
《ダーク・アームド・ドラゴン》に注目が集まりがちですが、他にも登場して間もない《邪帝ガイウス》や《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》を獲得した《サイバー・ドラゴン》など波に乗っているカードが多く採用されているのもこのデッキの魅力です。
《ダーク・アームド・ドラゴン》を引けていない場合でもある程度、誤魔化しながら戦うことが可能です。
ダムドビートの理想的な勝ち方
大寒波+ダムドで一掃
この当時3枚使用することができた《大寒波》は《ダーク・アームド・ドラゴン》と非常に相性が良く、この組み合わせの強さから「寒波ダムド」とデッキ名が移りゆくことになります。
このコンボは一度に3枚以上のカード破壊が狙えるだけではなく、2体目以降の《ダーク・アームド・ドラゴン》の特殊召喚、モンスターの追加召喚、次のターンも魔法・罠を発動(セット)できないなど当時最強クラスの動きでした。
EXデュエルにも強い
ダムドビートは制限時間を迎えたEXデュエルでも強い点が特徴。攻撃を通さない《ネクロ・ガードナー》はもちろん、《邪帝ガイウス》の効果で闇属性を除外して直接1000ポイントダメージを与えることも可能です。
EXデュエルを見越して《レインボー・ライフ》など回復系カードを採用するプレイヤーも多く存在しました。
ダムドビートの対策・有効カード
ダムドビートの対策
墓地を除外できないカードが有効
墓地のカードを除外することができない《霊滅術師 カイクウ》や《王家の眠る谷-ネクロバレー》は《ダーク・アームド・ドラゴン》だけでなく《ネクロ・ガードナー》にも対応しています。
ただし、どちらのメタカードも《ダーク・アームド・ドラゴン》を直接除去することはできないので除去カードとセットで構えることを意識しましょう。
暗闇を吸い込むマジック・ミラーが有効
デッキ内のモンスターがほぼ闇属性で構成されているダムドビートでは《暗闇を吸い込むマジック・ミラー》が有効。
ただし、シンクロ召喚の登場後は状況に応じたモンスターのシンクロ召喚で対処がしやすくなったため、《暗闇を吸い込むマジック・ミラー》のような直接的なメタカードは総じて下火となった印象です。
ダムドビートへの有効カード
霊滅術師 カイクウ
《霊滅術師 カイクウ》は墓地のカードを除外できない永続効果と戦闘ダメージを与えた場合に相手の墓地のカードを2枚除外できる効果を持つため、《ダーク・アームド・ドラゴン》や《ネクロ・ガードナー》有効。
ミラーマッチで使用すると相手の《D.D.クロウ》も封じることが可能です。
魂の解放
《魂の解放》はお互いの墓地のカードを5枚まで除外できるため、相手のメタだけでなく3枚より多く溜まってしまった自分の墓地を調整して《ダーク・アームド・ドラゴン》につなげる動きも狙えます。
当時は「ライトロード」対策で多くのサイドデッキに採用されていました。
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