遊戯王OCGの2期に収録されたLabyrinth of Nightmare -悪夢の迷宮-(ラビリンス・オブ・ナイトメア)の収録カードと注目ポイントをまとめた記事です。登場当時に注目を集めたテーマやカードを紹介している他、遊戯王の歴史についても触れているので、遊戯王の過去環境を調べる際の参考にしてください。
目次
ラビリンス・オブ・ナイトメアの登場日
パック発売日 | 2001年7月12日 |
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before | after |
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Spell of Mask -仮面の呪縛- | Struggle of Chaos -闇を制する者- |
ラビリンス・オブ・ナイトメアの注目ポイント
取り立てて注目を受けたカードは少ない
Labyrinth of Nightmare -悪夢の迷宮-に収録されたカードは登場当時、これと言って注目されたカードは少なく、環境が進むにつれて使用される機会が増えていった程度のパックとなっています。それを表すように現在でも禁止・制限に指定されたカードが存在しません。
2番目の特殊勝利条件”ウィジャ盤”の登場
遊戯王OCG史上2番目の特殊勝利条件《ウィジャ盤》が収録。しかし、《ウィジャ盤》単体で勝利を目指すことは極めて難しく環境で使用されることはほとんどありませんでした。
属性を参照する精霊カードが収録
墓地から指定された属性のモンスターを除外して特殊召喚する”精霊”モンスターが収録されています。墓地からモンスターを除外して特殊召喚するカードの先駆けとなりますが、所持する効果も強力とは言えず使われることは少なかったモンスターとなります。炎・水・地・風の4属性が登場しましたが、残りの光・闇属性は17年近く経過した10期に入ってから登場しています。
ラビリンス・オブ・ナイトメアの注目カード
霊滅術師 カイクウ
相手は墓地のカードを除外できず、戦闘ダメージを与えた時に相手の墓地からモンスターを2枚除外できる墓地に対するメタモンスター《霊滅術師 カイクウ》が収録されました。レベル4攻撃力1800と使い勝手の良いステータスを持っていますが、登場した当時は墓地を利用して戦うことが少ないと同時にカードパワーが高い環境だったため、環境で見ることがほとんどありませんでした。トーナメントシーンで使用されるようになったのは《ダーク・アームド・ドラゴン》や《ネクロ・ガードナー》のような墓地に依存するモンスターが増えた5期以降がメインで多くのサイドデッキに採用されていました。
異星の最終戦士
お互いにモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚できなくなるロック性能を持つ融合モンスター《異星の最終戦士》もラビリンス・オブ・ナイトメアで登場しました。これによって、今までは攻撃力の高い《青眼の究極竜》を出すことがメインだった《デビル・フランケン》に選択肢が生まれました。モンスターに対する除去カードが有効ではない【ロックバーン】のサイドデッキに《デビル・フランケン》を採用して、相手に除去カードを抜かせて2戦目以降に《異星の最終戦士》で完全ロックを目指すスイッチデッキも流行しました。
昇霊術師 ジョウゲン
《昇霊術師 ジョウゲン》は特殊召喚を封じるモンスターの元祖となったカードです。攻守のステータスが低く、特殊召喚をするモンスターがそこまで多くなかった登場当時は使われることがほとんどありませんでした。しかし、《ラストバトル!》の登場で先攻1ターン目でワンキルが狙える【ラスバトジョウゲン】が構築されたことで使用されることとなります。
また、魔法使い族ということを生かし《魔導書の神判》から特殊召喚をして相手の行動を抑制する【魔導書】デッキが構築され、《昇霊術師 ジョウゲン》と《神の宣告》などのカウンター罠を同時に構えるゴッドジョウゲンシステムというワードも誕生しました。
ダーク・ヒーロー ゾンバイア
直接攻撃ができず、攻撃をするたびに攻撃力が200ダウンするデメリット効果を持つ《ダーク・ヒーロー ゾンバイア》ですが、この時代の下級モンスターはレベル4攻撃力1900がおおよその最大値となっていたので、注目を集めることになります。これ以降の登場となりますが《増援》に対応する点や《魔のデッキ破壊ウイルス》のコストに使用できるなど幅広い使われ方をしました。また、《異星の最終戦士》の融合素材になっていることも忘れてはいけません。
ラビリンス・オブ・ナイトメアの収録カード一覧
《夢魔の亡霊》
《首なし騎士》
《地縛霊》
《死霊伯爵》
《ボーンハイマー》
《フレイムダンサー》
《スフィラスレディ》
《雷ウナギ》
《昇霊術師 ジョウゲン》
《霊滅術師 カイクウ》
《幻想召喚師》
《魂を喰らう者 バズー》
《ダーク・ネクロフィア》
《神聖なる魂》
《炎の精霊 イフリート》
《水の精霊 アクエリア》
《岩の精霊 タイタン》
《風の精霊 ガルーダ》
《俊足のギラザウルス》
《トルネード・バード》
《幻影の妖精》
《ダーク・ヒーロー ゾンバイア》
《物資調達員》
《魔力吸収球体》
《異星の最終戦士》
《力の集約》
《沈黙の邪悪霊》
《王宮の号令》
《フォースフィールド》
《死霊の巣》
《墓荒らしの報い》
《守護霊のお守り》
《カウンターパンチ》
《無差別破壊》
《裸の王様》
《ウィジャ盤》
《死のメッセージ「E」》
《死のメッセージ「A」》
《死のメッセージ「T」》
《死のメッセージ「H」》
《暗黒の扉》
《ポルターガイスト》
《サイクロンレーザー》
《おとり人形》
《融合解除》
《フュージョン・ゲート》
《疫病ウィルス ブラックダスト》
《奇跡の発掘》
《竜魂の力》
《霊魂消滅》
《怨霊の湿地帯》
《ブラック・マジシャン》
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