【遊戯王2期パック】Magic Ruler －魔法の支配者－(マジック・ルーラー)の収録カードと注目ポイント

遊戯王OCGの2期に収録されたMagic Ruler －魔法の支配者－(マジック・ルーラー)の収録カードと注目ポイントをまとめた記事です。登場当時に注目を集めたテーマやカードを紹介している他、遊戯王の歴史についても触れているので、遊戯王の過去環境を調べる際の参考にしてください。

目次

マジック・ルーラーの登場日

マジック・ルーラーの注目ポイント

強力な魔法カードが多数収録したパック

Magic Ruler －魔法の支配者－はパック名の通り、魔法カードが多く収録されたパックとなっています。
モンスター25種、魔法22種、罠3種と珍しい比率で《サクリファイス》や《マハー・ヴァイロ》は効果の強さから一部のデッキで使われることがありましたが、基本的には強力な魔法カードがメインとなったパックです。

ハンデス三種の神器が登場

遊戯王界の歴史を大きく変えたハンデス三種の神器《押収》《いたずら好きな双子悪魔》《強引な番兵》がこのパックに収録されました。
どれも早い段階で禁止カードに指定されていますが意外にも規制を受けたタイミングはバラバラで《いたずら好きな双子悪魔》が2004年3月に禁止指定。《押収》《強引な番兵》が2005年3月制限で禁止となっています。ちなみに、2005年3月制限では《いたずら好きな双子悪魔》が制限への緩和を受けています。

下級モンスターの攻守の合計値が高くなる

1期までは下級モンスターの攻撃力、守備力の合計が一部(《岩石の巨兵》《アクア・マドール》)を除き2800までとなっていましたが、Magic Ruler －魔法の支配者－からこの数値は適用されなくなっています。
攻撃力上昇効果を持った《マハー・ヴァイロ》は同時に収録された《デーモンの斧》と組み合わせることで攻撃力が3050となり《青眼の白龍》を突破できると注目されていました。

マジック・ルーラーの注目カード

強引な番兵

ハンデス三種の神器の中でも一番強力と言っても過言ではない《強引な番兵》。相手のハンドをピーピングした後にデッキに戻すことができるため、他の2種類と比較して《キラー・スネーク》にも有効な点が評価されていました。

いたずら好きな双子悪魔

《いたずら好きな双子悪魔》は他のハンデス三種の神器と比較をするとピーピング効果は持ち合わせていないものの、2枚のカードをハンデスできるため、ゲームを崩壊させられるパワーを持っている1枚です。1枚はランダムで2枚目は相手が選択するため、当時は《キラー・スネーク》を早い段階で手札に加えておくことが重要でした。

押収

《押収》は《強引な番兵》と比較をするとライフコストが必要な点や選択したカードを墓地へ送らなくてはならないため、墓地利用やカオスモンスターの召喚コストを落としてしまう観点から考えるとやや劣るカードでした。ただし、この当時は墓地利用カードも少なく切り札となるカードを温存する傾向もあったためゲーム中盤に光ることも多々ありました。

サイクロン

《サイクロン》は速攻魔法で相手ターン中にも魔法・罠カードを破壊できる優秀な汎用カードです。この汎用性の高さからほとんどのデッキに採用され、2000年の登場から長きに渡ってメインデッキ・サイドデッキで使われています。《王宮の勅命》が使用できた環境では《サイクロン》を温存しておき、こちらが発動する魔法カードに対して《王宮の勅命》を打たれた場合に《サイクロン》をチェーンして《王宮の勅命》を破壊して魔法カードを通すプレイングも見られました。

苦渋の選択

《苦渋の選択》はデッキから光属性と闇属性を墓地へ送ることで《カオス・ソルジャー －開闢の使者－》などカオスモンスターの特殊召喚条件を満たすことが可能です。また、《人造人間－サイコ・ショッカー》のような上級モンスターを墓地へ落としておくことで蘇生系カードと組み合わせて、強力なモンスターを呼び出すことも狙えました。基本的には《キラー・スネーク》を含めた5枚のモンスターを選択しますが、手札に《聖なる魔術師》がある場合には回収したい魔法カードを選択することもできます。

マジック・ルーラーの収録カード一覧