遊戯王OCGの4期に収録されたエレメンタル・エナジーの収録カードと注目ポイントをまとめた記事です。登場当時に注目を集めたテーマやカードを紹介している他、遊戯王の歴史についても触れているので、遊戯王の過去環境を調べる際の参考にしてください。
目次
エレメンタル・エナジーの登場日
パック発売日 | 2005年8月11日 |
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before | after |
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サイバネティック・レボリューション | シャドウ・オブ・インフィニティ |
エレメンタル・エナジーの注目ポイント
暗黒界の登場
エレメンタル・エナジーでは手札から捨てられた場合に効果を発揮するテーマ暗黒界が初めて収録されました。
暗黒界の登場によって「手札コスト」と「効果によって手札からカードを捨てる」これらの違いが明白になったと同時に当時のプレイヤーは頭を悩ませたのではないでしょうか。効果によって手札からカードを捨てられる《メタモルポット》《天使の施し》《手札抹殺》などが相対的に強化されましたが、これらのカードは既に制限指定を受けていたことや暗黒界そのもののポテンシャルがそこまで高くなかったことから登場した当初は環境で活躍することはありませんでした。
暗黒界の登場から約1年後に《封印の黄金櫃》が登場して安定的に《天使の施し》がサーチ可能となった2006年9月以降に《冥府の使者ゴーズ》と組み合わせた【ダークゴーズ】が一気に流行して環境トップとなります。
ウルトラレアは全てE・HERO
収録されたカードのウルトラレア仕様は全てE・HERO融合モンスターとなっています。アニメGX人気を全面的に押し出している内容となっていますが、環境上位で戦うプレイヤーからすると高レアリティに当たりの少ない内容と言えるでしょう
ちなみにエレメンタル・エナジーに収録の環境で活躍した《暗黒界の軍神 シルバ》《ハイドロゲドン》《貪欲な壺》などは再販パック「EDITION Volume 4」でレアリティが格上げされています。
エレメンタル・エナジーの注目カード
貪欲な壺
エレメンタル・エナジーの収録カードで環境に最も影響を与えたのは《貪欲な壺》ではないでしょうか。
収録まもなくして《魔導雑貨商人》を起点に墓地へモンスターを溜めながら《貪欲な壺》でリカバリーをしながら戦う【MPT】(マジカルポットターボ)が流行。また、墓地へモンスターが溜まりやすいリクルーターを軸に構築される【RRC】や再利用によってアドバンテージを稼ぐ【ガジェット】などへの投入も候補となりました。
墓地へモンスターが5体以上溜められなければ発動できない点はデメリットとも言えますが、当時はゲーム速度も遅くカードの再利用も大きなメリットだったため、約1年後の2006年3月制限で制限カード指定を受けています。
ハイドロゲドン
《ハイドロゲドン》はモンスターの戦闘破壊に成功するとデッキから同名カードをリクルートできる汎用下級アタッカーとして登場後の早い段階で多くのデッキに採用されたカードです。
主に2005年9月制限以降(2006年9月制限頃まで)に流行した【ガジェット】のメタとして、複数体並ぶガジェットを1枚で一掃できる点が非常に優秀でした。また、攻撃力1600とガジェットやリクルーターを容易に突破できるステータスで攻撃が通り複数体並んだ後では《炸裂装甲》や《地砕き》のような単体除去が主流だったこの時代には対処が厄介なモンスターでした。
【ガジェット】が流行した2006年代にはミラーマッチを取るために【ガジェット】自体にも《ハイドロゲドン》を採用する【ゲドンガジェ】も流行。この後にガジェットが入らない汎用的な下級モンスターを軸に構成する【サイカリエアー】などスタンダード(ハイビート)系へと推移していくこととなります。
暗黒界の軍神 シルバ
相手効果によって手札から墓地へ送られた場合、相手の手札を2枚デッキに戻すことができる《暗黒界の軍神 シルバ》は暗黒界モンスターの先駆けとして多く使用されたモンスターです。同じ暗黒界モンスターの《暗黒界の武神 ゴルド》と比較をすると《いたずら好きな双子悪魔》を先攻1ターン目に発動された場合、《暗黒界の軍神 シルバ》を自ら落とすことによって大きなアドバンテージを奪うことが可能でした。
2007年環境の【ダークゴーズ】では《天使の施し》から捨てる暗黒界モンスターとして採用されてデッキの軸となりました。
エレメンタル・エナジーの収録カード一覧
《V-タイガー・ジェット》
《ブレード・スケーター》
《クィーンズ・ナイト》
《ジャックス・ナイト》
《キングス・ナイト》
《E・HERO エッジマン》
《E・HERO ワイルドマン》
《リボーン・ゾンビ》
《地獄戦士》
《W-ウィング・カタパルト》
《炎獄魔人ヘル・バーナー》
《ハイドロゲドン》
《オキシゲドン》
《ウォーター・ドラゴン》
《エトワール・サイバー》
《巨大戦艦 テトラン》
《ナノブレイカー》
《連弾の魔術師》
《暗黒界の尖兵 ベージ》
《暗黒界の狩人 ブラウ》
《暗黒界の狂王 ブロン》
《暗黒界の軍神 シルバ》
《暗黒界の武神 ゴルド》
《暗黒界の斥候 スカー》
《憑依装着-アウス》
《憑依装着-エリア》
《憑依装着-ヒータ》
《憑依装着-ウィン》
《VW-タイガー・カタパルト》
《VWXYZ-ドラゴン・カタパルトキャノン》
《サイバー・ブレイダー》
《E・HERO ランパートガンナー》
《E・HERO テンペスター》
《E・HERO ワイルドジャギーマン》
《E・HERO シャイニング・フレア・ウィングマン》
《貪欲な壺》
《暗黒界の雷》
《レベル調整》
《おジャマジック》
《おジャマッスル》
《フェザー・ショット》
《ボンディング-H2O》
《ヘル・アライアンス》
《アームド・チェンジャー》
《ブランチ》
《ボスラッシュ》
《暗黒界に続く結界通路》
《ヒーローバリア》
《ヘル・ブラスト》
《暗黒よりの軍勢》
《闇の取引》
《二者一両損》
《ふるい落とし》
《同姓同名同盟》
《ゲットライド!》
《ヘル・ポリマー》
《フェザー・ウィンド》
《融合禁止エリア》
《レベル制限A地区》
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